
以下、読売新聞より引用。
17日のニューヨーク原油先物市場は、世界的な景気後退に伴う石油需要の減退懸念から売りが強まり、指標となるテキサス産軽質油(WTI)の1月渡し価格は一時、1バレル=39・88ドルまで下落した。引用ここまで。
40ドル割れは2004年7月以来約4年5か月ぶり。今年7月に1バレル=147ドル台まで上昇した原油価格は、ほぼ4分の1の水準まで落ち込んだ。終値は、前日比3・54ドル安の1バレル=40・06ドルだった。
石油輸出国機構(OPEC)が17日の臨時総会で、価格維持を狙って過去最大の日量220万バレルの減産を決めたものの、エネルギー需要の減少観測から先安感が優勢となっている。
OPECが過去最大の減産を決定したにもかかわらず、原油価格の下落が続いています。
市場では「減産しても、それ以上に需要が落ち込み、需給は逼迫(ひっぱく)しない」との見方が大勢を占めており、相場反転にはつながらなかった様です。
また OPECが減産を打ち出しても、収入確保のために減産を守らず生産を続ける「ヤミ増産」が横行しており、減産の実効性を疑問視する声が根強いことも、原油価格が弱含む要因になっています。
ちなみに原油価格が、ガソリンといった最終製品に価格転嫁されるにはタイムラグ(遅延)があるので、ガソリンの補充やタイヤ交換などを考えられている方は、もう少し待てば安く購入できると思います。
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