1.FX業者が潰れた場合でも、信託財産(証拠金)は保護されます

まず、FXの信託保全について、おさらいします。
FX業者は顧客(FX取引をしている方)から預った証拠金を信託保全(信託分別管理)して、証拠金の保全を行っています。
信託保全とは、顧客から預かった証拠金を、FX業者の財産と区別した上で第三者(主に信託銀行)に管理を委託し、資金を保全する方法です。
この信託保全というシステムにより、万が一、FX業者が破綻(倒産)した場合には、顧客の資金は信託財産の範囲内で、信託銀行から受益者代理人を通じて返還されます。
2.信託銀行が潰れた場合でも、信託財産(証拠金)は保護されます

FXは証拠金が信託保全によって保護されているので「FX会社が倒産しても、信託銀行を通して証拠金(預託金)は返還される」とされています。
では、FX会社の信託保全先である信託銀行が潰れた(倒産、破綻、破産)場合はどうなるのでしょうか?>
結論から言うと、FX業者や信託銀行が破産しても、信託財産(私たちの資金)は全額保護されます。
信託財産は「受託銀行である信託銀行固有の資産と明確に分別して管理」する事が、信託法28条により義務づけられています。
また、信託法15条により「信託財産は受益者(信託銀行)のものではない」と定められているほか、信託法16条により「信託先の信託受託銀行が倒産した場合でも、その債権者が信託財産を差し押さえることができない」と定められており、信託法17条により「債権の相殺も禁止」となっています。
つまり万が一、FX会社の信託保全先である信託銀行が破綻しても、信託されているお金はFX業者のお金でも預かっている信託銀行のお金でも無いため差し押さえられる事は有りません。
3.信託財産は銀行預金と違い、1,000万円を越える金額に関しても保護されます

銀行預金の預金保険の場合は1,000万円までしか保護されないうえ、外貨預金は預金保険の対象外です。
その点、FXの信託保全なら、仮に信託銀行が破綻しても1,000万円を越える金額に関してもペイオフの対象とはならず、信託財産(私たちの資金)は保護されます。
4.信託銀行が潰れた場合、FX業界のみならず国全体の問題に

現在、国内の信託財産は、投資信託や年金関連の信託財産が大半を占めており、FX関連はごく一部です。
従って仮に信託銀行が破綻となると、日本の金融システムそのものが大混乱に陥り、国全体の問題に発展すします。
その為、信託銀行の破綻を防ぐ為に、国が何らかの対策を事前に取ると思われます。
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