FX 外国為替証拠金取引業者最大手の外為どっとコム(がいためどっとこむ)は以前、 外為どっとコム 誤ティック バッドティック 異常値配信を起こした事を理由に、平成22年9月10日に行政処分を受けていました。
その「外為どっとコム」が本日、2010年9月17日(金) 関東財務局より業務停止命令および業務改善命令を受けました。
以下、外為どっとコムのサイトからの引用です。

以下、関東財務局のサイトからの引用です。
平成22年9月17日
関東財務局株式会社 外為どっとコム に対する行政処分について
株式会社外為どっとコムに対して金融商品取引法(昭和 23年法律第25号。以下「法」という。)第51条に基づき業務改善命令を発出後、以下の事実が認められた。
- 平成22年9月10日付業務改善命令に違反していると認められる状況
- 電子情報処理組織の管理が十分でないと認められる状況
外為どっとコムは、平成22年7月13日午前6時45分頃に「ユーロ/円」の取引において、及び同年9月6日午後3時34分頃に「米ドル/円」及び「ユーロ/円」の取引において、市場実勢と大幅に乖離したレートを誤配信させ、同年9月10日付で業務改善命令を受けているにもかかわらず、同年9月15日午前5時23分頃にシステム障害を発生させ、多数の顧客取引に影響を与えた。
外為どっとコムが行った上記行為は、金融商品取引法第52条第1項第6号に規定する「法令に基づいてする行政官庁の処分に違反したとき」、及び同法第40条第2号に基づく金融商品取引業等に関する内閣府令第123条第1項第14号に規定する「金融商品取引業等に係る電子情報処理組織の管理が十分でないと認められる状況」に該当すると認められる。
以上のことから、本日、外為どっとコムに対し、法第52条第1項第6号及び第51条の規定に基づき、以下の行政処分を行った。
業務停止命令
平成22年10月1日から平成22年10月31日までの間、店頭デリバティブ取引に係る全業務(顧客取引の結了のための取引等を除く)の停止。- 業務改善命令
- 本件についての責任の所在を明確化すること。
- システム障害の発生原因を十分調査・検討し、再発防止策を策定すること。
- その上で、外部システム監査を実施し、実効性のあるシステム管理態勢の整備を図り、確実に実行すること。
- 顧客に対し、本件処分について周知を図るとともに、顧客の意向に応じて適切な対応を行うこと。
- 上記1から4までについて、その実施状況を平成22年10月18日までに書面で報告すること。
また、2から4については、その実施状況を、当分の間3ヶ月ごとに書面で報告すること。連絡・問い合わせ先
関東財務局 理財部証券監督第1課
048−600−1155
引用ここまで。
行政処分の全文はこちら
余談ですが、外為(がいため)という言葉があまり一般的ではないので、為替どっとこむ(かわせどっとこむ)や、外貨ドットコム(がいかどっとこむ)といった感じでよく間違われるのですが、正式名称は「外為どっとコム(がいためどっとこむ)」です。
外為どっとコム 業務停止 営業停止 概要
外為どっとコムの業務停止期間は、平成22年10月1日から平成22年10月31日までの一ヶ月間で、営業停止期間中は、既に保有しているポジションの決済はできるものの、新規の取引は全く出来ません。
外為どっとコムの一ヶ月の営業停止は、個人的にはかなり厳しい処分だと思います。

外為どっとコムは、誤ティック(バッドティック)を配信したとはいえ、その後何もしなかった訳では有りません。
【重要】当社取引システム一時不安定と『FXステージ』オープン処理遅延について
本日(15日)早朝、当社FX取引システムにおいて一時的に不安定な状況が発生しました。また『FXステージ』に て本日のオープン処理に遅延が発生しております。現時点でオープン処理は完了しておりますが、ただいまこれ らの影響範囲について確認中であり、詳細につきましては追ってご報告申し上げます。なお誠に申し訳ありませ んが、現在コールセンターへのお問合せが混み合っており、お電話がつながりにくい状態となっております。 本件につきまして、お客様に多大なるご迷惑をおかけいたしておりますことを、深くお詫び申し上げます。
誤ティック配信直後に即座にミスを認め、ホームページで障害情報を随時公開し、その後、迅速に誤ティック配信によるポジションの相違を修正しています。
ユーロ円 EURJPY スプレッド 比較
これは、くりっく365 ランド円暴落事件で「ランド円 BID 8.415円」という異常レートを配信しておきながら、数日間「正常なレートである」と言い張っていた東京金融取引所の、お役人の対応とはエラい違いです。
くりっく365 比較 手数料
コメルツ銀行 行政処分に比べても、外為どっとコムの一ヶ月の業務停止は、かなり重い行政処分です。
外為どっとコムを業務停止処分にするにしても、長くても1週間程度が妥当だと思うのですが・・・・
個人的には、FX業界トップの外為どっとコムに「一ヶ月の業務停止」という非常に厳しい処分を課すことで、店頭FX 相対FX業者への「見せしめ」を狙っている様な気がします
今すぐ、外為どっとコムからお金を引き出した方がいいの?
外為どっとコムは、あくまで1か月間FXが出来ないだけで、倒産や破綻した訳では無いので、日本振興銀行が破綻(倒産)した時の様に、あわてて証拠金を全額引き出したりする必要は有りません。
日本振興銀行 破綻 倒産 ペイオフ 日本初 預金保険
FX 銀行 ペイオフ 対策
ジャパンネット銀行 JNB-FX PLUS への影響は?
ジャパンネット銀行の旧FX取引サービス「JNB-FX」(2010年7月16日終了)は以前、外為どっとコムのシステムを使用していましたが、現在の「JNB-FX PLUS」では、Simplex Technology社のシステムを採用しているため、外為どっとコムの業務停止命令による影響はありません。
(外為どっとコム 行政処分 関連記事)(外為どっとコム 関連記事)
- 外為どっとコム 外貨ネクスト キャンペーン
- 外為どっとコム FXステージ キャンペーン
- 外為どっとコム キャッシュバックキャンペーンで5000円もらいました
- 外為どっとコム 特長
- 外為どっとコム バーチャルFX
- FX シミュレーション シュミレーション シミュレーター 無料
- 外為どっとコム 外貨ネクスト FXステージ 違い
- 外為どっとコム 口座管理料 口座管理費 口座維持費
- 外為どっとコム 口座開設
- 外為どっとコム 全額信託保全 完全信託保全
- 外為どっとコム 両建て
- 外為どっとコム 速報メールサービス
- 外為天気予報 的中率 当たる確立
- 外為情報ナビ
複数の口座を開設する事が重要です

1社しかFX業者・証券会社の口座を持っていない場合、行政処分で業務停止になるとポジションの決済しか出来ませんし、システム障害が発生すると新規・決済いずれの取引も出来なくなります。
「為替や株を買う千載一遇のチャンスや、年に一度の株主優待 権利付き最終日に注文が出来ない!」といった、歯がゆい状態は絶対に避けるべきです。
特にFXの場合は、業者によってスプレッド、FX 約定能力 比較、FX スワップポイント 比較、システムの安定性、使い勝手などに大きな違いがあるので、FX上級者の方は大抵、FXの口座を複数開設し、目的によってFX会社を使い分けています。
ですから、サブ口座(複数の口座)を持っておく事は非常に大切です。
私の場合、「FX キャッシュバックキャンペーンでの小遣い稼ぎ、手数料の安い証券会社の使い分け、システム不具合対策」の為に、FX業者の口座を40社以上、株取引の口座を20社以上開設しています。
(下のリンクをクリックすると、「システム障害 行政処分 業務停止 倒産 破綻」カテゴリの全記事が表示されます)
FX FX業者 行政処分 FX業者 業務停止 1,000通貨単位以下で取引可能なFX業者 店頭FX 相対FX 外為どっとコム がいためどっとこむ 外為ネクスト 外為NEXT
fx 初心者 ← 私が40社のFX業者で取引してFX比較した、FXブログ記事です。
[FX]- FX初心者 FX入門 FX勉強 FX学習(FXで外貨運用を始めてみたい方はこちら)
- SBI FXトレード(狭いSBI FXトレード スプレッド、FX 1通貨単位、FX 人民元、FX未成年OK)
- FX スプレッド 比較(店頭FX比較サイト)
- FX 1000通貨単位 手数料無料 比較
- FX キャンペーン 比較
- FX 約定能力 約定力 約定率 比較
- くりっく365 比較 手数料
- FX スワップポイント 比較 一覧表
- FX ツール チャート 売買シグナル
- FX自動売買 FXシストレ システムトレード
[株・日経225先物・投資信託・CFD]
[外貨MMF]
[NYダウ、ナスダック、為替レート]
[転職、派遣・契約、アルバイト・パート、就職]
- 転職サイト(正社員転職、派遣・契約、アルバイト・パート情報)
↓この記事のアドレスです。当ブログはリンクフリーです。ご自由にリンクして下さい。
http://kabu-fx-news.seesaa.net/article/162971403.html
逆アクセスランキング 使い方 ← リンクして頂けるブロガーさんは必見です。
株式FXニュースフラッシュ(トップに戻る)
下に行くほど新しいコメントになります。